UTMとサイバー保険どちらを優先すべき!

近年、企業のサイバーセキュリティ対策として「サイバー保険」と「UTM(統合脅威管理)」の2つの選択肢で悩む経営者や情報システム担当者が増えています。 セキュリティの視点から見た「UTMとサイバー保険どちらを優先すべき?」を解説。 事後対応型の保険と予防型のUTM、あなたの会社に最適な選択はどちらでしょうか?
先にUTMを選ぶべき3つの理由
セキュリティ対策において、サイバー保険とUTM(統合脅威管理)は共に重要な選択肢ですが、限られた予算の中でどちらを優先すべきか悩む企業は少なくありません。 ただ、多くの場合UTM導入がサイバー保険よりも優先されるべき理由があります。
第一に、UTMは「予防」に焦点を当てた対策であることが挙げられます。
サイバー保険は被害後の損失補償が主目的ですが、UTMはマルウェアや不正アクセスを事前にブロックします。 主要UTM製品は、常に更新されるセキュリティデータベースを活用して新種の脅威にも対応。 被害発生自体を防ぐ点で、根本的な安全性が高いのです。
第二の理由は長期的なコストパフォーマンスの優位性です。
サイバー保険は年間契約の更新が必要で、サイバー攻撃増加に伴い保険料は年々上昇傾向にあります。 一方、UTMは初期投資後のランニングコストが比較的安定しており、複数のセキュリティ機能(ファイアウォール、アンチウイルス、Webフィルタリングなど)を一元管理できるため、個別製品導入よりも総コストを抑えられます。
第三に、実務上の即時性と確実性が挙げられます。
サイバー保険は事故発生後の調査と審査を経て保険金が支払われますが、その間の業務停止や顧客離れは補償されません。 また、セキュリティ対策不備があると保険金支払いが拒否されるケースも。 一方UTMは、リアルタイムで脅威を検知・防御し、ログ機能によりセキュリティ状況の可視化も実現します。
もちろん、UTMとサイバー保険は互いに排他的な選択肢ではなく、理想的には両方を導入すべきです。 しかし限られた予算の中では、まずUTMで予防的対策を整え、その後サイバー保険で補完するアプローチが、推奨されています。
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