不正アクセス種類別、UTMの設定最適化!

不正アクセス種類別、UTMの設定最適化!

 

近年、企業や組織を標的とした不正アクセスが急増してしますが、適切なセキュリティ対策が追いついていないケースが多く見受けられます。 UTM(統合脅威管理)はこうした課題に対する効果的なソリューションですが、設定が最適化されていなければ、その本来の性能を発揮できません。 実際、正しく設定されたUTMは不正アクセスの検知率を高めることが可能です。セキュリティリスクが日々高まる中、自社のセキュリティ体制を強化してください。

不正アクセス種類別、UTMの設定最適化!

まず、マルウェア感染に対しては、UTMのアンチウイルス機能を常に最新の状態に保つことが重要です。 主要UTM製品では、シグネチャの自動更新設定を有効にし、検査強度を「高」に設定することで、未知のマルウェアに対する防御力も高められます。

次に、DDoS攻撃対策としては、トラフィック異常検知の閾値を業種別の平均値に調整することがポイントです。 例えば、セール期間中の正常なトラフィック増加と攻撃を区別できるよう、季節変動を考慮した設定が効果的です。

フィッシング対策には、UTMのWebフィルタリング機能とメールセキュリティ機能の連携が不可欠です。 特に、URLレピュテーションデータベースとの連携機能を活用し、不審なリンクを含むメールを自動検知・隔離する設定を推奨します。

内部からの不正アクセス対策としては、アプリケーション制御機能を活用し、認可されていないクラウドストレージサービスやファイル共有サービスの使用を制限することが効果的です。 主要UTMでは、アプリケーションIDベースのポリシー設定により、きめ細かな制御が可能です。

最後に、ゼロデイ攻撃などの未知の脅威に対しては、サンドボックス機能の活用が重要です。 主要UTMでは、不審なファイルを自動的に仮想環境で実行・分析し、新種の攻撃を検出する設定が可能です。

これらのUTM設定を適切に組み合わせることで、多層防御体制を構築し、さまざまな種類のサイバー攻撃からシステムを保護できます。 明日から設定変更で、貴社のセキュリティレベルを一気に引き上げましょう。

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山下哲央