ランサムウェア攻撃から会社を守る!

ランサムウェア攻撃から会社を守る!

 

近年、企業や組織を標的としたランサムウェア攻撃が急増しています。 日本国内の被害報告は前年比30%増加しており、中小企業から大企業まで業種を問わず多くの組織が標的となっています。

特に注目すべきは、攻撃の手法が年々巧妙化していることです。 単なるファイル暗号化だけでなく、データの窃取や二重恐喝といった複合的な手法が用いられるようになりました。

一度被害に遭うと、事業停止による機会損失、身代金支払い、システム復旧費用など、平均して1億円以上の損害が発生するとされています。 さらに深刻なのは、適切な対策を講じていれば防げたケースが大半だという事実です。

サイバーセキュリティ対策は「やっておけばよかった」と後悔する前に行動することが何よりも重要です。 この記事を通じて、あなたの組織をランサムウェアから守るための具体的な方法を学んでいきましょう。

ランサムウェア攻撃から会社を守る5つの鉄則と緊急対応マニュアル

第一:定期的なバックアップの実施と検証

バックアップはオフラインでも保管し、定期的に復元テストを行いましょう。 クラウドストレージと物理メディアの両方を活用するハイブリッド戦略が効果的です。

第二:セキュリティパッチの迅速な適用

調査によれば、ランサムウェア攻撃の約85%は既知の脆弱性を悪用しています。 OS、アプリケーション、ファームウェアを常に最新の状態に保つことが重要です。

第三:多要素認証(MFA)の導入

パスワードのみの認証は簡単に突破される可能性があります。 特に管理者アカウントやVPN接続には必ずMFAを設定しましょう。

第四:社員への継続的なセキュリティ教育

フィッシングメールの見分け方や不審なリンクの取り扱いなど、実践的なトレーニングが効果的です。 いざという時のインシデント報告フローも周知しておきましょう。

第五:ゼロトラスト・セキュリティの採用

「社内ネットワークは安全」という前提を捨て、すべてのアクセスを検証する姿勢が必要です。 Microsoftや Google などの大手IT企業もこのアプローチを推奨しています。

緊急対応マニュアル

万が一攻撃を受けた場合は、すぐにネットワークから感染機器を隔離し、外部の専門家に相談することをお勧めします。 警察のサイバー犯罪対策課や情報処理推進機構(IPA)などの公的機関への報告も忘れないようにしましょう。 身代金の支払いは新たな攻撃を助長する可能性があるため、専門家と慎重に協議することが重要です。

予防と迅速な対応、この両輪がランサムウェアから企業を守る最善の方法です。 明日は我が身と考え、今日からでも対策を始めましょう。

クロスエイドでは、サイバーセキュリティ対策として クラウド型ゲートウェイ「セキュアプラス」 をご提案しています! お気軽にご相談ください!

投稿者プロフィール

山下哲央