UTM導入でデジタルセキュリティ対策!

UTM導入でデジタルセキュリティ対策!

 

実例から学ぶ!UTM導入でサイバー攻撃を防ぐ!

中小企業がサイバー攻撃の標的になるケースが増加しています。 大手企業と比べてセキュリティ対策が手薄になりがちな中小企業は、ハッカーにとって「簡単な標的」と見られているのです。

このような状況の中、UTM(Unified Threat Management:統合脅威管理)の導入が中小企業のセキュリティ対策として注目されています。 UTMは「オールインワン型セキュリティ装置」とも呼ばれ、ファイアウォール、ウイルス対策、スパム対策、不正アクセス防止など複数のセキュリティ機能を1台で提供します。

UTMの効果が高い理由は、単一のセキュリティ対策では対応できない複合的な攻撃にも対応できる点にあります。 例えば、メールに添付された悪意のあるファイルをアンチウイルスで検出し、仮に通過してもファイアウォールやIPS(侵入防止システム)で通信をブロックするなど、多層的な防御を実現します。

中小企業がUTM導入を検討する際のポイントは、自社のネットワーク環境に合ったサイズ選定、必要な機能の見極め、そして導入後の運用管理体制の構築です。

サイバー攻撃は日々進化しており、中小企業も対策を先送りにはできません。 UTM導入によるセキュリティ対策は、企業の大切なデータを守るだけでなく、事業継続性を確保する上でも欠かせない投資と言えるでしょう。

UTMがあれば防げたであろうサイバー攻撃事例5選!

中小企業を狙ったサイバー攻撃は年々巧妙化しています。 「うちの会社は大丈夫」と思っていた企業が実際に被害に遭うケースが急増中です。 ここでは、UTM(統合脅威管理)導入によって防げたであろう実際のサイバー攻撃事例を5つ紹介します。

【事例1】ランサムウェア感染による顧客データの暗号化

従業員が不審なメール添付ファイルを開いたことでランサムウェアに感染。 顧客情報を含む全社データが暗号化され、復旧のため身代金要求。 UTMのメール無害化機能があれば、マルウェア添付メールを事前にブロック出来ていたでしょう。

【事例2】標的型フィッシング攻撃による情報漏洩

取引先を装った巧妙なフィッシングメールにより、経理担当者が偽サイトに社内システムの認証情報を入力。 結果として知的財産情報が流出し、莫大な損害が発生。 UTMのWebフィルタリングとURL評価機能があれば、この危険なサイトへのアクセスは未然に防止出来ていたでしょう。

【事例3】IoT機器を踏み台にした内部ネットワーク侵入

セキュリティ設定が不十分な社内のネットワークカメラが侵害され、そこを起点に内部ネットワークに侵入。 攻撃者は3週間以上検知されることなく社内システムに潜伏し、重要データを窃取し続けていた。 UTMの異常通信検知機能があれば、この不審な通信パターンを早期に発見できていたはずでしょう。

【事例4】未パッチのソフトウェア脆弱性を悪用した攻撃

更新プログラムが適用されていないWindowsサーバーの脆弱性を突かれ、マルウェアに感染。 バックアップシステムにまで被害が及び、業務が1週間停止する事態。 UTMの脆弱性対策機能とアプリケーション制御があれば、このような既知の脆弱性を悪用した攻撃を防ぐことが出来ていたでしょう。

【事例5】内部不正による情報持ち出し

退職予定の社員がUSBメモリを使って顧客リストや開発中のソースコードを持ち出し、競合他社に転職するという事件が発生。 UTMのデータ損失防止(DLP)機能があれば、このような不正な情報持ち出しを検知・ブロック出来ていたでしょう。

これらの事例から分かるように、UTMはさまざまなセキュリティリスクに対して多層的な防御を提供します。 サイバー攻撃の被害に遭う前に、適切なセキュリティ対策を講じることが重要です。

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山下哲央