あなたのUTM設定は間違っている?

あなたのUTM設定は間違っている?

 

UTM導入後、見落としやすい7つの落とし穴!

1. デフォルト設定のまま運用

多くの企業がUTM導入後、初期設定から変更せずに使用しています。 各企業のネットワーク環境や業務内容に合わせたポリシー設定が必須です。 例えば、金融系企業と製造業では保護すべき資産が異なるため、同じルールでは不十分です。

2. ファームウェアの更新忘れ

最新の脅威に対応するためには、定期的なファームウェア更新が不可欠です。 主要ベンダーは頻繁にセキュリティアップデートをリリースしており、これを怠ると新種のマルウェアに無防備になります。

3. ログ監視の不足

UTMは導入して終わりではありません。 多くの企業がログを適切に監視・分析していないため、侵入の兆候を見逃しています。 特に夜間や休日のアクセスパターン変化は要注意です。

4. 過剰なブロックポリシー

セキュリティを強化するあまり、正当な業務通信までブロックしてしまうケースが多発しています。 結果的に従業員がセキュリティをバイパスする危険な行動を取りがちです。 業務効率とセキュリティのバランスが重要です。

5. 内部ネットワークの過信

UTMを外部との境界にのみ配置し、内部ネットワークの監視を怠るケースが多いです。 内部犯行やラテラルムーブメント(横断的侵害)のリスクを考慮し、ネットワークセグメンテーションと内部監視の強化が必要です。

6. IPS機能の調整不足

侵入防止システム(IPS)機能をオンにするだけで満足している企業が多いですが、誤検知(フォールスポジティブ)による業務妨害や、検知漏れ(フォールスネガティブ)によるセキュリティホールが生じています。 定期的な調整が必須です。

7. SSLインスペクションの未設定

現在のウェブトラフィックの約80%はSSL/TLS暗号化されていますが、この暗号化通信を検査する設定を有効にしていない企業が多数存在します。 暗号化された悪意あるトラフィックを見逃す大きなリスクとなります。

これらのミスは単純なようで、企業のセキュリティ体制に深刻な穴を作りかねません。 セキュリティ監査を定期的に受け、UTMの設定を最適化することで、真の防御力を発揮できるでしょう。

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山下哲央