今から始めるUTMセキュリティ強化計画!

サイバーセキュリティ対策は企業規模を問わず必要不可欠ですが、特に中小企業ではコスト面での課題が大きいものです。 「高いセキュリティ対策は予算的に難しい」とお考えの担当者も多いのではないでしょうか。
実は限られた予算でも効果的なUTM(統合脅威管理)セキュリティ対策は可能です。
UTM導入で失敗する理由とその対策法
中小企業のセキュリティ対策において、統合脅威管理(UTM)の導入は必須となっています。 しかし、限られた予算内でUTM導入を進めようとする多くの企業が失敗しているという現実があります。 その主な理由は「コスト優先の製品選定」「機能の過小評価」「運用体制の未整備」の3点に集約されます。
まず最大の失敗要因は「コスト優先の製品選定」です。
単に価格の安さだけで選んだUTMは、処理性能が低く、ネットワークのボトルネックになりがちです。 比較的安価でも信頼性の高い製品を選ぶことが重要です。
次に「機能の過小評価」の問題があります。
多くの企業はファイアウォール機能だけを期待してUTMを導入しますが、IPSやアンチウイルス、Webフィルタリングなどの機能を活かせていません。 これらの機能を有効化するためのライセンス費用も含めた予算計画が必要です。
最後に「運用体制の未整備」です。
UTM導入後の設定や監視、アラート対応などの運用体制が整っていないケースが多く見られます。 これを解決するには、MSP(マネージドサービスプロバイダー)の活用や、クラウド管理型UTMの導入が効果的です。
限られた予算の中でもUTM導入を成功させるには、初期費用だけでなく維持費用まで含めた総所有コスト(TCO)で考えることが重要です。 また、自社の規模やリスクに応じた機能を選択し、不要な機能にコストをかけないことも大切です。
さらに、セキュリティポリシーの明確化や、段階的な導入計画の策定も失敗を防ぐポイントとなります。
予算に制約があっても、対策を講じることで、効果的なUTMによるセキュリティ強化は十分に可能です。
企業規模や求める機能、技術的リソースによって最適な選択は異なりますが、セキュリティ対策を先送りにするよりも、まずは予算内でできることから始めることが重要です。 インシデント発生時の損害を考えれば、最初の投資は決して大きくないことに気づくはずです。
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