UTM活用術!ハイブリッドセキュリティ!

UTM活用術!ハイブリッドセキュリティ!

 

デジタルトランスフォーメーションが加速する現代のビジネス環境において、クラウドサービスの活用は不可欠となっています。 しかし、クラウド環境の普及に伴い、セキュリティリスクも複雑化しています。 特にオンプレミス環境とクラウド環境が混在するハイブリッド構成では、統合的なセキュリティ対策が求められています。 そこで、注目されているのが「UTM(Unified Threat Management)」です。 本記事では、クラウド時代におけるUTMの活用方法と、ハイブリッドセキュリティについて詳しく解説します。

UTMとは何か?最新の定義と機能

UTM(統合脅威管理)は、複数のセキュリティ機能を一つのアプライアンスやサービスに統合したソリューションです。 従来のファイアウォールに加え、アンチウイルス、侵入検知・防止システム(IDS/IPS)、Webフィルタリング、アンチスパム、VPN機能などを包括的に提供します。

近年のUTMは単なる境界防御デバイスを超え、クラウドインテリジェンスと連携した高度な脅威検知能力を持ち、さらにクラウド管理機能によりリモート環境でも一元的な管理を可能にしています。

主要なUTM機能

◆次世代ファイアウォール(NGFW)
◆深層パケット分析(DPI)
◆マルウェア対策
◆サンドボックス解析
◆SSL/TLS検査
◆クラウドアプリケーション制御

ハイブリッド環境におけるセキュリティの課題

オンプレミスとクラウドが混在するハイブリッド環境では、セキュリティ態勢の統一性が難しいという課題があります。

1.可視性の欠如クラウド

リソースとオンプレミスリソース間の通信の把握が困難

2.アクセス制御の複雑化

異なる認証基盤の混在による一貫性のない権限管理

3.セキュリティポリシーの不整合

環境ごとに異なるセキュリティ設定による脆弱性

4.インシデント対応の分断

異なる監視システムによる検知・対応の遅延

これらの課題に対応するためには、UTMを中心としたハイブリッドセキュリティ戦略が効果的です。

クラウド時代のUTM選定基準

ハイブリッド環境に適したUTMを選ぶ際のポイント

1. クラウド連携機能

AWS、Azure、Google Cloudなど主要クラウドサービスとのネイティブ連携機能を持つUTMを選びましょう。 APIを通じたクラウドリソースの可視化、セキュリティグループの自動連携ができるものが理想的です。

2. SD-WAN機能の統合

リモートワークが一般化した現在、SD-WAN(Software-Defined Wide Area Network)機能を備えたUTMは、拠点間の安全な接続とトラフィック最適化を同時に実現できます。

3. ゼロトラスト対応

ネットワーク境界のみに依存しない「ゼロトラストモデル」に対応したUTMは、クラウドサービスへのアクセス制御にも有効です。 SASE(Secure Access Service Edge)機能との統合が進んだ製品が増えています。

4. 自動化・オーケストレーション

セキュリティインシデントの自動検出と対応(SOAR)機能を備えたUTMは、複雑なハイブリッド環境での迅速な脅威対応を可能にします。

5. コンプライアンス対応

業界規制や法令に準拠したセキュリティポリシーを容易に展開・管理できる機能は、特に規制産業では重要な選定基準です。

ハイブリッドセキュリティ実現のための導入ステップ

Step 1: 資産の可視化と分類

クラウドとオンプレミス環境にある全てのIT資産を把握し、重要度に応じた分類を行います。 クラウドセキュリティポスチャー管理(CSPM)ツールとの連携も検討しましょう。

Step 2: 統合的なセキュリティポリシーの策定

環境を問わず一貫したセキュリティポリシーを策定します。 この際、ビジネス要件とセキュリティのバランスを考慮したポリシー設計が重要です。

Step 3: UTMの段階的導入

一度にすべての機能を有効化するのではなく、まずは基本的なファイアウォール機能から導入し、徐々に高度な機能を追加していくアプローチが安全です。

Step 4: クラウドセキュリティサービスとの連携

UTMだけでは対応しきれない部分は、クラウドアクセスセキュリティブローカー(CASB)やクラウドワークロード保護プラットフォーム(CWPP)などの専用サービスと連携させます。

Step 5: 継続的なモニタリングと改善

セキュリティ情報イベント管理(SIEM)ツールを活用し、UTMからのログを一元管理して分析します。 脅威インテリジェンスフィードと組み合わせることで、プロアクティブな防御が可能になります。

 

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投稿者プロフィール

山下哲央