UTM設定の落とし穴と対策!

自社ネットワークを守る最適解!
UTMの導入だけで安心していませんか? 多くの企業がUTMを導入しても、その設定が不十分なために本来の性能を発揮できていない現状があります。
「デフォルト設定のまま運用」
まず最も見落とされがちなのが「デフォルト設定のまま運用」する落とし穴です。 UTMは導入時、基本的なセキュリティ設定がされていますが、これはあくまで「最低限」のものです。 自社のネットワーク環境やビジネスニーズに合わせたカスタマイズが不可欠です。 例えば、特定のアプリケーションだけを許可するホワイトリスト方式の採用や、業種特有の脅威に対応したセキュリティポリシーの設定が必要です。
「更新管理の不備」
次に「更新管理の不備」も大きな問題です。 UTMのシグネチャ(不正検知パターン)やファームウェアを最新の状態に保つことは、新種の攻撃から守るために絶対条件です。 自動更新を有効にするだけでなく、適用されているかの定期確認も欠かせません。 調査によれば、多数がUTM設置後6か月以上アップデートされていない状況だそうです。
「過度な制限設定」
また「過度な制限設定」による業務効率の低下も見逃せません。 セキュリティを強化するあまり、正常な業務までブロックしてしまうケースが少なくありません。 特にWebフィルタリングやアプリケーション制御は、ビジネスに必要なサイトやツールまで遮断しないよう、細やかな調整が必要です。 理想は「最小権限の原則」に基づき、必要最低限の権限だけを与える設定です。
「活用されていない監視機能」
UTMの「監視機能」も活用しきれていないケースがほとんどです。 多くの企業はアラートが発生しても「誤検知だろう」と軽視する傾向があります。 しかし、これらのログやアラートを定期的に分析することで、攻撃の兆候を早期発見できます。 直感的なダッシュボードで脅威状況を可視化できるため、専門知識がなくてもリスクの把握が容易になる製品もあります。
「マルチレイヤー防御の欠如」
最後に「マルチレイヤー防御の欠如」も課題です。 UTM一台に全てを委ねるのではなく、エンドポイントセキュリティやクラウドセキュリティとの連携が重要です。 複数のセキュリティレイヤーを統合管理できるソリューションの導入も検討すべきでしょう。
これらの落とし穴を避けるには、定期的なセキュリティ診断と設定の見直しが不可欠です。 多くの場合、セキュリティコンサルタントによる年1回の診断で、UTM設定の最適化点が見つかります。
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